「ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による白黒写真の自動色付け」
人工知能によって白黒画像を自動でカラー画像に変換する技術。早稲田大学が開発したこのsiggraph2016_colorizationを誰でも無料で試せるということで、さっそく上記サイトに飛んで試してきました。論文の内容や仕組みを読んでみても、私はまったくちんぷんかんぷん。要はモノクロ写真のデータからAIが色を推察して色付けをしてくれるということでしょう。
Githubにはソースコードも公開されています。ユーザーテストの評価では、約90%の色付け結果が自然であるという回答が得られたということです。
上のサイトの「概要」に青い「WEBテスト」というボタンがあり、そこから誰でも試すことができるようになっています。
「ディープネットワークを用いた白黒写真の自動色付け」
使い方は簡単です。カラー化したい白黒写真をアップロードし、「色付け!」ボタンを押すだけ。アップロードした白黒写真の画像の隣に着色されたカラー写真が並んで表示されます。ちょうど昔のアルバムから「Omoidori(おもいどり)」を使って取り込んだ白黒写真があったので、さっそく試してみました。
※「omoidori(おもいどり)」で眠っていたプリント写真をデジタル化してみたー購入レビューの記事も合わせてどうぞ
それが、こちら
Before | After |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
下の写真は海に連れて行ってもらった時、嬉しさのあまり、海の中まで走っていって波に足をすくわれて転んで、せっかくの他所行きの服がびしょ濡れになったとあとから聞かされた写真。江の島をバックに洋服の質感や色合いもうまく表現されています。「きっと、こんな色の服だったんだろうな」と思うと、白黒写真以上に感慨深いものがあります。
懐かしい白黒写真が、カラー化されることによって、また新たな思い出を紡ぎだしてくれるような気がします。ぜひお試しを。